つらかった短期アルバイト
某有名食品メーカーのアルバイトで、「短期で時給が良い」というので応募したのですが、行ってみてびっくりしました。
その内容は、桜餅を作るという工程でした。ベルトコンベアーに桜の葉っぱが流れてきて、そこにピンクの皮が乗っかり、つぶされて平らになった後、丸いアンコが乗っかってきて、それをくるんで桜餅となります。
桜餅という季節限定品なので、短期なんだろうなと安易に考えていました。私が受け持った担当は、アンコがのっかった後、二つに折るという作業でした。
折るとはいっても、台に乗ってるので、片手で「よっ」っと手首を返す程度の作業です。作業自体は簡単でしたので、作業を始めて5分ほどで作業自体は慣れました。この程度の作業でお給料をもらえるのかと思ったほどでした。
しかし、それが30分…1時間…とたつと、慣れるどころか飽きてきてしまいました。そして、そこからが苦痛でした。
延々と流れてくるあんこをピンクの皮と緑の葉っぱで二つに折る作業を延々朝までです。作業をしているうちに、チャップリンの映画のように自分が器械であるような感覚になり、手は延々二つ折りを続けているのですが、頭は身体を離れてしまっている状態でした。
夜間作業だったので睡魔が襲ってきました。眠くなっても手は二つ折りを続けなければなりません。気付くと目の前の桜餅が過ぎていきそうになり、あわてて折りつづけるという繰り返しで朝を迎えるまで作業を続けました。
数日、コンベアーにのった桜餅が攻めてくる夢でうなされましたよ。